1、漢方医学とは
漢方とは、中国から伝えられた医学をベースに日本人の体質や風土に合わせ独自に発展・進化をしたものです。そのため、中国に漢方というのは存在しません。昔、中国に「漢」という強大な国(紀元前 206年~紀元後202年)がありました。このため、「漢」という言葉は、中国の代名詞みたいな言葉になり、中国から来た医学という意味で、漢方という言い方になりました。「漢字」という言葉も同じ様な意味で命名されています。
漢方医学は、「人間の体も自然の一部」「人間は大自然のなかのひとつの小宇宙」という考え方にあります。つまり、人も自然も同じシステムで機能しており、全ては連動していると考えています。漢方では、「病気ではなく病人を診る」、一部分だけを調べるのではなく、患者様ごとに原因や症状、体型や体質など、全身の状態を総合的にとらえ診察し治療を行います。(対象病名には健康保険が適応されます)
2、西洋医学とは
西洋医学とは、病気になると、まず体のどの“部分”に障害が起こっているかを検査します。そして、その調子の悪い“部分”を改善したり、取り除こうとするのが西洋医学の治療法です。
(いつも受けている検査・治療の事です)
3、漢方薬とは
医学的に認められた薬です。数種類の生薬を組み合わせて作られるためさまざまな症状に作用します。現在使用されている漢方薬のほとんどは、2種類以上の「生薬」を組み合わせて作られています。(「生薬」とは、植物の茎や根、貝殻や鉱物などの薬効成分をもった自然素材のこと。)漢方では、これらの自然素材を乾燥させたり、蒸したりして使用しています。
4、どんな病気に効くの?
下記の症状でお悩みの方は、是非、一度ご相談下さい。(下記症状は一例です。)
漢方外来:毎週土曜日9:30~12:30
漢方外来担当医:豊福裕幸(とよふく ひろゆき)
2、生理痛、月経困難症 14、肩こり、五十肩、坐骨神経痛、腰痛
3、冷え症、しもやけ 15、肥満
4、全身倦怠感 16、むくみ
5、加齢にともなう体力の低下 17、めまい
6、ストレスによる、のどのつかえ感 18、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)
7、食欲不振、緊張や不安などによる下痢 19、片頭痛
8、慢性的な便秘 20、手術後の体力低下
9、アレルギー性鼻炎、花粉症、感冒 21、こむらがえり
10、不眠・不安 22、乗り物酔い
11、自律神経失調症 23、夏バテ
12、にきび 24、妊娠悪阻(つわり)